中高年・シニアの徒然なるままに思うこと

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永遠の謎

 By  悩める子羊 さん


海で漂流
誰が生きるべきか?
私には未だに解けぬ「謎」が二つある。一つは「人は何故苦しい思いをしてまで生きるのか」もう一つが「カルネアデスの舟板」だ。前者は60歳を過ぎゴールを目の前にしても答えは見つかる様子なし。解答を得るなど今はすっかり諦めている。

後者は、古代ギリシャの哲学者、カルネアデスが出した問題と云われている。舟が難破し、海に投げ出された二人。流れてきた舟板、無理に二人がしがみつくと、板は沈んでしまう。板に捕まって救助を待てるのはただ一人。この様なシチュエーションに際し、己の生命を守るために、たとえ相手を殺してしまっても(法律上の)罪には問われることはない。

私を悩ました例題はこれに少し手を加えたものだ。状況は同じだが、流れてきた舟板には「二人」掴まることができる。自分が掴まっている舟板に向かって、母親・妻・子供・親友・恩師が救助を求めてきた。さあ、あなたはどうする?誰を助けるか?

この世に生を授けて育ててくれた母親か?
永遠の愛を誓った妻?
己の遺伝子を引き継ぐ子供か?
固い絆で結ばれた分身の親友か?
今ある自分を導いてくれた恩師?

この中から一人を選ばなければならない。
選ばれなかった人は死すことを意味する。

私が苦渋の結果、搾り出した答えは「選ぶことはできない。ならば舟板を放棄して皆一緒に死の道を選ぼう」だった。

もちろん、これは仮定の話。実際にその場面に遭遇すれば、自分一人舟板にしがみ付いて、助かりたいがため誰一人寄せ付けないかも知れない。






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