中高年・シニアの徒然なるままに思うこと

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こちら政経外科 -2 「不作為」

 By  ドクトル・ソロ さん


福田首相 「どうなっちゃったんでしょうかねえ」(沖縄米兵の少女暴行事件で福田首相の弁)というオトボケ内閣だと思っていたが、テレビの評論家達によると「いまは官僚内閣」なのだという。(3月2日/フジテレビ/報道2001)
 
政治家が役人に手も足も出ない。これは国会における道路特定財源問題をみるとよくわかる。あきれた無駄使い、予算配分をちらつかせた地方自治体への脅し政策、いちいち国会承認を得ないで済むように、でたらめな資料で十年間59兆円もの予算をとっておこうというというふてぶてしさ。「本当は国交大臣をやってもらいたくないのです」という公明党地方議員の悲鳴が、国民の悲鳴と重なって、国会は国民不在のドロ沼状態になっている。

ことしになって約2か月間、ちょっと覚えているだけで、これだけの主なニュースがあった。@年金記録問題は解決不透明。A原油高による値上げラッシュ。中国毒ギョーザ事件。Cインド洋給油再開。Dイージス艦魚船衝突事件。

テレビの報道番組は、27年ぶりに再燃したロス疑惑に、また異常な報道を繰り返し、アメリカ大統領選挙を繰り返す。このほか海外では韓国やロシアの新大統領出現、捕鯨観測船を襲う米環境保護団体シーシェパード問題など、油断のならない問題が相次いでいるが、対策を立てるにしても、肝心の日本政府が正常に機能していないことが最大の難点である。

その中で「おや!」と注目したニュースがある。 官僚は政治家より偉い。義務を放置するなどは別にめずらしいことではない。ところが、その官僚様が個人として「不作為」で有罪になった。これは戦後の日本史における大改革の第一歩になる出来事となるに違いない。つまり改革は政治家では無理。民間人が裁判をおこして戦い取るしかない。ということがわかった。
 
3月3日。最高裁判所第二小法廷(古田佑紀裁判長)は薬害エイズ事件・厚生労働省ルートで業務上過失致死の罪に問われた元同省の生物製剤課長・松村明仁被告(66)の上告を棄却した。エイズウイルス(HIV)に汚染された非加熱濃縮血液製剤について、回収を命じるなど適切な措置を取らなかった結果、患者を死亡させた過失責任を認めたもの。1、2審の禁固1年、執行猶予2年の有罪判決が確定した。なお帝京大ルート、旧ミドリ十字ルートでは被告死亡で公訴棄却となっていた。(朝日新聞3月5日付ほか)
 
●国民に不利益となる「不作為」行為をする公務員は、すべて有罪である。






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