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子供の頃、アンパンが好物でした。年に1回デパートの地下で買ってくれるチョコレートの固まりがたまらなく好きでした。粉末ジュースは水で溶くのでなく舌で舐めるのが決まりでした。紅茶に角砂糖を三つ入れて飲むのが夢でした。角砂糖には目がなく親の目を盗んではそのまま口に含んで食べたものです。
あれから50年経った今、今時の子供の嗜好は真逆です。第一に餡子を嫌うのです。チョコレートもビター味を好みます。粉末ジュースなど目もくれず果汁100%甘味料なしの酸っぱいやつを飲みます。紅茶とかよりもポカリスエットのような栄養補給飲料を通常の食事の時でも飲みます。日本人なら緑茶を飲めと思うのですが…
サトウキビを齧ったり、挙句の果てお供えの落雁(さほど甘くなく、パサパサして美味しくなかった)さえ食べるほど「甘いもの」に飢えていた当時とは想像もできない変わりようです。
餡子に人気がなくなった昨今、「棚からぼた餅」は思わぬ「不幸」に見舞われる意味になってしまいます。あ〜変われば変わるものだ。これから50年後はいったい如何なっているのやら。 |