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<平成11年12月の記録。自転車に乗らない運動>
さまざまな人と「健康について」語り合う時、参加者の意識に思わず感心することがあります。それは、誰もが何らかの健康法を実践していることです。ただし、それが一時的であったり、いざ実行するとなると、極端に体に負担をかけたりすることが気になります。最近、健康法と称した山登りが増えていますが、私は、そこまでしなくても身近かにできることはいくらでもある、と思うのです。
むしろ日常生活の中で自分の健康法を育てることが大切だと思います。スポーツは、若い時代は無理もできますが、中年を過ぎると同じように運動することはできません。野球、相撲、サッカーも40歳までをピークとしています。
日常生活で最も効果的なのは、自転車に乗らないことです。急いだり、荷物を載せる時は別ですが、中都市以上では自宅から駅や商店街まで歩いて30分もかかりません。歩いても10分や15分で行けるのに自転車で走る人が増えているのは不思議です。その結果、駅周辺や商店街で無神経な放置自転車が一般通行人の歩行を妨げ、自動車の走行を危険なものにしています。自転車は地域社会に人命にかかわるリスクゾーンをつってしまいました。
各地方自治体の自転車対策費は膨大なものになっていますが、駐輪場管理または自転車撤去費用などすべて税金です。交通機関のない後進国なら別ですが、東京都のように十重二十重に交通網がはりめぐらされているところで自転車を使うのは少しおかしいと思います。
まず「時間がない」という理由は、毎日ではないはずです。少しだけ早く家を出ればいいのです。
「自転車は荷物が載せられる」といいますが、いま流行のリュックを背負うことも一つの方法でしょう。最近は「水」を買う主婦がほとんどです。1本2リットル。これを10本かかえると大変な重量になります。「自転車はそんな時に必要よ」という女性がほとんどのようですが、答えはノーです。最近流行しているものにショッピングカーがあります。
そう手押し車です。これを利用したほうが重さのために不安定になる危険な自転車より安全であることはいうまでもありません。歩いてゴロゴロと引くのも楽しいものです。第1自宅に着くとそのままキッチンの中まで牽いていけます。
余談になりますが、飲み水を商店で買う風潮も不思議な話です。日本の上水道の存在はどうなるのしょう。ボトル水の水源地は一体どこなのでしょうか。
ともかく自転車は不要です。廃止運動をしたいくらいです。迷惑駐輪だけでなく、歩行者にとって危険な凶器となりつつあるからです。
続く |