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1月はじめも危険な季節だ。ことしは暖冬で助かると思ったが天候不順。年末からのインフルエンザ流行で妻がノロウイルス症状を起こした。
12月31日の朝、ウォーキングから帰ってくると妻がトイレで吐いている。少量の黄色い液がこみあげている。きのうから食事をしていない。風邪を引いたという感じでもない。
今日1日様子を見て、何も食べられないようであれば救急車を呼ぶことにした。午後になっても改善しない。いつも通う病院は救急病院である。電話すると看護士が出て「どうぞ」という。妻は歩いて行くというので、ゆっくり歩き30分ほどで病院に着く。幸いほかに患者はいない。すぐ担当医が診察してくれた。検査となれば1週間かかる。とりあえず「点滴をしますか?」というので「お願いします」と頼み込んだ。点滴は2時間半、ベッドで行なわれた。
臨時病室に落ち着き点滴をはじめた妻が「食事してきてよ」という。一人でおいしいものを食べてくれという。大晦日の夜。近くのそば屋は満員だった。1時間後、妻のところに戻る。少しらくになったようだ。点滴が終わって退院した。すでに午後10時。紅白歌合戦どころではない。翌日は元旦。妻は点滴が効いて「何も」食べたくない」という。
私だけが、正月用に用意された料理を一人で食べることになった。2日も同じ。3日になって妻が少しだけ、おかゆをのんだ。もう苦しみはない。が食事はまだ無理だという。結局、妻がふつうに食事できるようになったのは1週間後であった。妻は以前より健康的になり、約1週間の絶食生活が効果をあげた。
その1週間、昨年から用意された食材をすべて平らげたのは、私であった。残すのがもったいない。妻が料理する食事はおいしい。「悪いねえ。いいのかな」といいながら、雑煮、煮しめ、赤飯、キムチ鍋、うどん、お好み焼きなどを片付けていったのである。
続く |