中高年・シニアの徒然なるままに思うこと

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朝に歩けば(2)
By  ブルートントン


散歩イメージ 翌月、血液検査の結果を聞いた。Y医師は説明した。「糖尿をあらわすヘモグロビンAicが高い値いになりましたね。1月は6,7です。標準は5,8以下ですが」

さりげなくいわれると、かえってドキリとする。看護婦さんが「あら、ごめんなさい」といいながら採血しようと何度も注射針を刺す時の痛さより恐怖する。「えっ、とうとう出ましたか」と情けない声を出す自分がはずかしい。「歩きます。すべては肥満が原因だと思います」と宣言してしまった。寝たきり老人になるのはイヤだ。「そうですね。無理をしないで」と私を見る。本当に実行できますか。といいたげである。

「よし、明日から歩くぞ」と妻にも決意をみせた。宣言することで自分を叱咤できる。妻は私の性格を知っている。「最初から無理したら駄目よ」とクギを刺した。私は「思えば太ってる老人はいない。やせて体重が軽くなれば腰痛もなくなるだろう」と意気込んだ。あらためて毎日歩き続けるというのは思ったより覚悟がいるものである。

ウォーキング。ふだん着のまま飛び出して歩けばよい。と思ったが意外に忙しくなった。「何を着る?」と妻が着るものにこだわり出した。一応はずかしくない軽装をしなければならない。10年ほど前に歩いた時、住宅街の中の公園で休憩していたら2階の窓からウサンくさそうに見られたことがある。不審人物かホームレスと見られないようにすることが大事であった。妻は、そのことを思い出したのである。

だが「その前に運動靴を買わなくては」ということになり、安売りの靴専門店で靴を買った。肥満体の私は前かがみになって靴紐を結ぶことができない。マジックで前を止める靴にした。これくらいなら自分で止められる。ただし息を止めた間にエイッと気合いをいれなければならない。それだけではない。ちょっと足を曲げる間は、ひざだけでなく、ひざから下の足全体が痛い。それもこらえなければならない。では、ふだんはどうしているのかといえば、足を差し込むだけで履ける靴にしている。脱ぐ時も、ちょっと片方の靴で止めておくと履いている足自身で脱げる。ずぼらな肥満男の生活の知恵である。

歩くための支度を整えた。運動靴、スポーツウエア、Tシャツ2枚。軽いジャンバー、野球帽、サングラスを着用することにした。携帯電話と万歩計も忘れてはならない。さらに「どこで倒れてもわかるように」名前と住所のわかる名刺を名刺入れに入れておく。どこで必要になるかも知れないので千円だけ持っておく。また念のためにハンカチ、ティッシュも用意しておく。朝のTV番組で天候を確かめなければならない。晴れならスポーツウエア。くもり時々小雨ならスポーツウエアに100円コートを入れたリュックを背負う。もちろん出先で雨に会えば道路上でもこの100円コートを着る。(意外に丈夫。ていねいに扱えば何度でも使える)時々雨ならレインコートを最初から着て出かける。

2006年4月18日現在、私の体重は84キログラム。腹周りは106センチ。血圧は140〜160。手足、ひざ、手首のしびれが時々ひどい。最近は腰痛もある。ちなみに身長×2×22で計算すると、私の標準体重は60キログラム。24キロの余分な脂肪を取らなければならない。24キロ…。  

続く






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