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1800年代のはじめフランス皇帝となったナポレオンは「敵意のある三つの新聞は千の銃剣より恐ろしい」と語った。メディア(媒体)は国民唯一の武器である。ただし、武器を持つものは戦わねばならない時がある。
☆関西テレビの教訓1
近畿2府4県を放送対象域とする関西テレビ鰍ヘ2007年1月20日、インターネットで次のように謝罪した。内容はこうだ。くわしい説明は省略する。
1月7日(日)午後9時〜9時54分放送の「発掘!あるある大辞典U」第140回「食べてやせる!!!食材Xの新事実」で事実と異なる内容を放送した。@アメリカのダイエット研究で58人の男女があつまり被験者がやせたという3枚の比較写真が使われているが、これは被験者とは無関係のものであった。Aテンプル大学アーサー・ショーツ教授のコメントは同教授が発言しないことを、あたかも発言したように放送した。B番組の実験で「中性脂肪値が高くてお悩みだった2人は完全な正常値に!」と数字をスーパー(文字放送)したが、コレステロール値、中性脂肪値、血糖値の測定はまったく行なっていなかった。C納豆を朝2パック食べた場合と、朝晩1パックずつ食べた場合の比較実験では血中イソフラボンの測定はしておらず、比較結果は架空のものであった。D番組で登場した8人の被験者データは架空であり資料のグラフは許可を得ずに引用した。
同じ1月20日、関西テレビ社長は謝罪会見を行なった。1月29日は外部有識者のメンバーを発表した。この1連のインチキ番組騒動は各テレビの報道番組でも繰り返し放送された。ちなみに関西テレビの筆頭株主はフジテレビ。2位は阪神阪急ホールディングス。文化放送は5位。サンケイ新聞が第7位である。とても、おそまつな番組を放送した会社とは思えない。
このニュースをテレビや新聞で見たとき、私は市販されている健康雑誌の見出しが並ぶ新聞広告を見ていた。そこには「○○でガンが治る」「○○でやせる」という怪しいタイトルが列挙されていた。こちらはもっといい加減な内容が多いはずであった。寄稿原稿が多く、その内容について編集部のチェックはまったくないからだ。あきらかにスポンサー会社の提灯記事と思われるものも少なくない。雑誌を売るためにきわどい企画を立てることもある。とくに病気が治るという種類のものになると我慢できないときもあった。
テレビの健康番組といえば地方より東京のほうが盛んではないだろうか。昼の番組で人気があるのは日本テレビの「おもいきりテレビ」だ。これは全国的に放送網がある。司会者は、みのもんたである。この番組は大丈夫だろうかと心配した。正義派を標榜するみのもんたのファンだからだある。もしも、みのもんたが担当する番組でこのような不祥事が発生したら彼はさっさと降板するに違いない。
(続く)
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