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| |中高年シニアの健康管理室|投稿| | |||||
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じつは、TBS本社の役員室を訪れた時、私は「出演者達の名前と肩書きを示してほしい」と要望していた。芸能人はシナリオ通りに動く。ただしそれはドラマの場合である。有名芸能人が個人的な意見を述べる報道企画番組は、視聴者にストレートな説得力を持つ。この番組は現場報告といってよい。現実の出来事である。他人に偉そうなことをいう出演者の感覚も疑う必要があった。二人はその答えを携えていた。その文面を見て驚いた。ワープロで打たれた出演者の肩書きは、全員「市民生活者」と記されていた。思わず笑った。話にならない。他人を馬鹿にしている。
「何ですか。これ」Y副部長やS副部長も笑った。私が真顔になると彼らも真顔になる。「あなた方では話になりませんね。やはり社長に会わせてください」「それは、むずかしいですよ」とS副部長が応える。「あなたがただって、区長の自宅へ押しかけたというじゃありませんか。こうなれば、私もT社長の自宅へ押しかけますよ」「やめてくださいよ」と、あつかましいことをいう。「どうして」と反発した。社長の謝罪文があればといいかけて飲み込んだ。「これは会社のことだから」「区長の自宅へは行ったじゃないですか。私の自宅にも電話をしてきた」「………」二人とも漫画のように消沈する。
「ネリマ情報の表紙を悪用した始末はどう考えているのですか」「それは謝ります」「あなたが謝まって、私が簡単にハイと答える、と思いますか?」「思いません。どうすればいいのか、教えてください」「では教えましょう。今回の放映を補う20分か、30分の番組をつくってください。名誉やイメージを払拭できるものでしたら許します」「それは、無理です」こういうことは、はっきり答える。「勘違いしないでくださいね。問題の原因はTBS側にあるんですよ」「わかります。しかし現実には…」「つくりかたには協力しますよ」「それでは、反対派との座談会をやるのはどうでしょう」「反対派をまた出演させるような話に乗ると思いますか」「でもTさんに出演してもらう」「私は出演しませんよ。出たいためにゴネたといわれたくない」私は落としどころを捜したのに、不満がエスカレートするばかりであった。
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