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本格的な高齢者社会になった。いまさら、いうまでもないが、5人に一人は老人だという。ふん。何が高齢者だ、何が老人だ。これは日本人の平均寿命が延びたということで、おめでたい話ではないか。なのにだ。65歳以上は老人扱いして社会的に締め出す傾向が目立つ。もう社会の役に立たないというだけで、働くところも、病人も、おはらいばこである。働ける高齢者は貴重な人材ということに、めざめなくてはならん。
小泉内閣の時だった。小泉首相が中曽根元首相に勇退を願い出た。公認しないのだから事実上のクビ切りであった。私は中曽根さんを好きでも嫌いでもない。ただ、まだまだしっかりしたモノをいえる人物である、と思う。彼がテレビ番組で、度の過ぎた小泉手法を批判していたが、彼だからいえるよい意見を述べていた。そのいっぽうで人間社会の礼儀もしらない何とかタイゾウとかいうアンちゃんが、毎月200万円の金の使い道もわからないまま、好きで好きでたまらない女の子と新婚生活をおくっている。棄てた元カノに慰謝料をはらったという話も聞いたことがない。
最近、70歳の友人がこうぼやいていた。友人は政府認定の難病患者である。東京都の6区では、難病患者に「難病手当て」を出している。区役所に願い出たら「65歳以上はだめ」と断られた。「1歳違いで何が違うのだ。65歳以上は人間ではないといわれたようでショックだった」と話している。そんなに老人を厄介者扱いするのなら、もう選挙があっても投票しないぞ。と、いきまいていた。高齢者へのやさしさがない政治に明日はない。野党が「福祉」をうたいはじめているからだ。「福祉」は国民のための政治の根幹である。高齢者を馬鹿にすると、かならずしっぺがえしが、あると肝に銘じておくことだ。
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