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「総理は空気がよめない」の大合唱だった。驕れる平家久しからず。だ。
平成19年7月29日に行われた参議院議員選挙。自民党の鈍感ぶりは驚くほどひどかった。小泉前首相は変化球を投げるワザ師だったが、安倍首相はストレートしか投げられない若殿様であった。若殿様はバカ殿様に通じる。
社保庁の壮大なムダ使い。預かり金(年金掛金)のでたらめな事務処理で刑事告訴が一つもない。天下り官僚が巨額の税金を食いつぶしていることを傍観している。一等地には高級な議員宿舎が建てられる。政治家たちはテレビの前で「政治資金報告書で領収書を1円からというのは面倒くさい」「議員宿舎はせまい」などと、図々しく発言する。そこに特権意識があるのだと気がつかない。
そのいっぽう国民の福祉は後退した。65歳以上の高齢者は冷遇され、心身障害者は自立せよと突き放された。北九州では生活保護を打ち切られた人が「おにぎりを食べたい」といって死んだ。テレビは千円の万引き犯をとりあげ、ホームレスの生活を放映した。そこには北朝鮮を笑えない日本の姿がある。
ことしは住民税が増え、増税計画さえちらつかせた。数の力で好き勝手な国会運営をした。それでも国民は自民を支持すると思った鈍感ぶり。新聞やテレビは、選挙期間中から民主優勢を報道していた。
5日前から、もう自民大敗が決まったような論調が目立ち苦笑した。党首の論調は、安倍首相が野党で、小沢民主党首が与党のようであった。首相が不可能な年金事務処理期間を宣言し、野党の悪口をならべるのが見苦しかった。
マスコミが安倍政権を見限っていた。厚生労働大臣は「女性は子供を産む機械」防衛大臣は「原爆は仕方なかった」農林水産大臣は「何とか還元水」といって自殺。その後を継いだ大臣は絆創膏を顔中に張ってマスコミの前に現れ事務所費疑惑に答えなかった。(以上は資料なしで書けた)マンガチックな出来事であった。
政治家達が何といおうと、実態は「この程度なのだよ」と教えてくれた。また「時間がすぎれば国民は忘れてくれる」という政府の本音を見せていた。自民党は選挙が終われば、ケロリとして公約など守らない。それが次第に露骨になってきた。選挙の時だけの美辞麗句は聞き飽きた。と思う人が多くなっていた。今回の参院選の結果が、選挙対策の失敗ととらえるなら、自民党の明日はない。どこかの国の国民なら暴動を起こしても仕方がない状況を、自民党はつくり出していたのである。
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