「食」環境を考える
投稿者:食遊寝
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年金の問題も今後の高齢者生活にとって大きな問題です。それにもまして高齢者の「食」の問題は個々のしっかりした「食」への取り組み方により高いQOLを継続し続けるか或いは車椅子縛り付け生活、栄養チューブ繋がれ生活となるか誰もが必ず直面する個々の老後の生活や命の根幹に関わる大問題といえます。
高齢者対象の生活情報、介護雑誌や番組では、高齢者の「食」に関し、栄養、味付け、色取りそして愉しい雰囲気・・と何十年来同じ説明が繰り返されているだけ。夢の様な「食」を365日継続出来ると思って執筆、制作しているのだろうか又高齢者収容施設や病院で上記の様なことが実際に提供されているだろうか。何れも心身が擦り切れる程の介護を体験した人間が執筆、制作したものとは到底思えません。
高齢者介護職にとって深刻な心身疲労やモチベーションの低下原因及び介護職の異常な高離職率の主原因は入浴や排便介助ではなく、日々の食事介護です。むせや咳き込みといった嚥下トラブルや食事中の疲労による食事中断又食事中断による食事回数の増加、誤嚥トラブルの責任問題そして食後の口内清浄に至る極めて長時間に及ぶ3K仕事なのです。
高齢者施設や病院経営側は、離退職されては困る介護、看護職側の不満や苦情の解消を最優先している。「食事介護に多くの手間、トラブル、時間が掛かり遣ってゆけない、遣りたくない」といった介護、看護側の一方的な理由で、あってはならない事だが「未だ座って口から食べることの出来る」高齢者がいとも簡単に車椅子生活や栄養注入用チューブに繋がれた寝たきり生活へと追い遣られてしまっている。
高齢者と「食」そして高齢者の食を大きく左右する「本物の椅子」の大切さについてはこれから書いてゆくとして、介護者、被介護者双方のQOLの向上を確実に確保実現するには本物の機能を持つ摂食用椅子の完成と普及を今少し待たなくてはなりません。
若く元気な間は見た目のデザインや豪華な椅子で「食」を愉しむのもよいでしょう。加齢と伴に運動、生理機能が衰え「一食一食がQOL,ADLそして明日の生命存続、維持のための真剣勝負」と実感し始める前には「摂食のための本物の機能を持つ椅子」で快適に個々のQOL,ADLの向上と維持継続を図ってもらいたいものです。
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