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堪能?苦悩?野田ワールド。 「走れメルス」を観劇
 
By 走れないメルスさん
走れメルス

野田地図第10回公演=「走れメルス」作・演出 野田秀樹=を観ました。

主宰者の野田秀樹がパンフレットにこう記している。

たとえば、今、あなたの目の前に壁がある。そこから箪笥が半分突き出しているとする。
老いた者は、壁の向こうにあるものを、箪笥の残り半分だと想像する。
人生の経験からである。つまりそれは想像していないも同然である。
若いということは、見えているその半分の箪笥が見えていない壁の向こう半分で何に繋がっていくか、いかようにも想像できる力である。
箪笥は何に繋がってもよいのだ。 (原文のまま一部抜粋)

同じく野田秀樹が朝日新聞(平成17年1月24日朝刊)でこうも言及している。

「・・・言葉がイメージを喚起する力、そこから生まれる想像力を大切にしたい。・・・」 (原文のまま一部抜粋)

ハハハ、私には箪笥の残り半分は箪笥しか思い浮かばないし、言葉を耳にしても、そのままのイメージしか想像できない。劇場で買ったパンフレットを読んでも内容が理解できません。これって致命的じゃないですか!

私が恥を忍んで投稿させていただいたのは、この「走れメルス」の理解の仕方を誰かにご教授いただきたい一念からです。このドラマは1976年初演で、言葉遊びで世界が大きく変わる、野田秀樹の代表作の一つらしい。だのに、この私には、自信持って言えます、全く理解できず。このままでは消化不良を起しそうです。どなたか私を助けると思って、このドラマの観方をお教えください。

唯一、グッと胸に迫るシーンがありました。
それは、零子役の小西真奈美がメルスの夢を後押しするシーンです。(パンフレットから転記、そうだったのか!)あらすじも掴めてないのに何故か印象的です。小西真奈美は単なる可愛い子ちゃん女優(失礼)と思っていたが、なかなかどうして並居る俳優陣を向こうに回して十分に存在感を醸し出していた。とにかく格好いいのです。荒波を切って進む軍艦の上で風を受けながら、長い台詞を一気に流暢に力強く吐き出す姿は惚れ惚れします。

今、女性が輝いている。





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