好色一代女は高速一代女!?
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By 亀三郎さん |

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「好色一代女」初日の舞台を観劇した。舞台は、休憩20分をはさんで3時間を少し越えるから長めだ。が、少しもそれを感じさせない。
女の一代記を語るのだから、処世術など語ってくれるのかと思えば、分別臭い話など微塵もない。芸達者が、主演の佐久間良子の脇を固める。女一代の回想物語りのために、次から次へと幕が変わりいくつもの役回りを演じる。役者によっては、七役か八役は変わっているのではないだろうか?とっかえ、ひっかえは衣装だけでない。
島健と吾妻宏光のjazz編曲と津軽三味線が秀逸。コンサートだけでも成り立つ雰囲気がある。舞台が、色鮮やかに変幻してもせわしさはない。とことん楽しい。
拡大解釈して繰り広げる井原西鶴ワールドは、さしづめ元禄版宝塚だろうか。度肝を抜かれたり関心させられたりの舞台が繰り広げられる。主演をつとめられる役者でも、小気味良くどんどんこき使っている感じがする。
特に亀治郎の芸域には、うならされる。女形なら立ち振る舞いが嫉妬したくなるほど美しい。さて次から次の舞台、しっかりついて行ってくださいよ。好色一代女は高速一代女なのだから。 了 |
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