なぜか、伯母は入浴を嫌がります。機械入浴で、椅子に座ったままで湯船に浸かれるし、体はヘルパーさんが洗ってくれ、シャンプーまでしてくれます。楽に、入浴ができるはずなのですが、「入らない。」と、看護婦さんを困らせていました。
しかし、入浴すると、「気持ち良かった」と言います。風呂上りには、乳液を動かない手の甲にのせると、動く手で、顔に塗ります。「いくつになっても、レディはレディ」と、言いながら塗るのです。
そして、車椅子からベッドに移り、「寒い寒い」と、布団にもぐっています。風呂上りが、寒いというのは、不思議でした。
思うに、家に風呂があっても、銭湯が好きで通っていた人なので、大きな湯船に肩まで浸からないと、体が温もった気がしないのではないでしょうか。
対策として、下着を長袖・長パンツ、靴下をハイソッス、パジャマを厚手のものに換えました。ベッドには、敷き毛布、掛け毛布を使用しました。これらを運び込むのが、また一仕事でした。
電車に大きな荷物を2〜3個持って乗り、駅についたら、歩きで病院まで運びました。タクシーでも利用すれば良かったのでしょうが、やはり、親戚の手前、できませんでした。これで、週3回の洗濯物が、またも増えたわけです。排泄で毛布を汚すこともありましたし、とにかく、厚手の衣類はかさ張るのです。乾きも悪いし。
病院にも、洗濯機・乾燥機が各1台ずつありましたが、使用中ばかりで、利用できませんでした。一度、運よく利用しましたが、乾燥代がかなり必要となりました。乾燥代だけで、600円使いました。結局、乾かなかったので、家に持って帰りました。
洗濯に振り回されているようで、精神的におかしくなりそうでした。このままでは駄目だと思い、気分転換に、美容院に行きました。頭をきれいにしてもらい、愚痴も聞いてもらい、すっきりしました。介護には、気分転換が必要だと、つくづく思いました。 |