私の介護日記 


介護日記一覧
文字サイズの変更

 

 『お見舞い(3)』
伯母は、幻覚を見るようです。
「○○が来ている」・「○○が今帰った」・「○○が交通事故を起こしたので心配だ」・・などと、話すのです。絶対、有り得るはずがないことが、見えたようです。

私は否定しました。すると、しゅんとして元気がなくなるのです。これでは、伯母の快復に良くないと思い、「ああ、そうなの。」・「○○さんが来てくれたの。」と返事をするようにしました。

しかし、これがまたも私にとって、ストレスが溜まることとなったのです。伯母と話をするのが、嫌になりました。洗濯物の交換だけで、さっさと帰る日々になりました。

同室の患者さんの家族は、何時間もそばについておられますが、私はできませんでした。幻覚が見えるのか、認知症の症状なのか、脳外科手術の後遺症なのか、訳の分からないことを話されるのは、嫌なものです。

矍鑠としたしっかり者の伯母が、変なことを話すのは、嫌なものです。『病気が言わせている話』とは分かっているのですが、病院を出る時は、脱力感でいっぱいでした。家を出る時は、「今日はがんばろう」と、やる気満々なのですが。

伯母の担当の看護婦さんに、「伯母には腹がたつ!」と、愚痴を聞いてもらうこともありました。「遠いところから来ているのだから、無理はしなくていいよ。」と言ってもらい、少し気が楽になったことを覚えています



介護日記一覧