私の介護日記 


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7月04日 『不在者投票』
6月末、7月3日の選挙に母を連れていけないことに気付きました。
そのことをたまたま親友に話しますと、6月30日朝、車で迎えに行くから仕度をして待っているようにと、言われました。

不在者投票をすることにしました。当日、友人の車にはもう一人の女性が乗っていました。雨足が強いので、区役所の中がもし濡れていたら、一人で手を引くより二人の方が安全だからとの考えで。

区役所の中は思っていたよりも広く、投票所までたどり着くまで、母を歩かせるのが大変でした。中で名前・生年月日・不在者投票の理由を聞かれましたが、母の口からは言葉が出てきません。

私が明治何々と横から申しますと、係員から黙っているよう言われました。投票用紙を渡され椅子に座らせると、母の両側・背後に三人の係員がつきました。名前を書くよう言われても思い出せず、5〜10分目を閉じたままです。

朝、母が言っていた名前を私が指で示し早く書くよう言いますと、係員に遮られてしまい、母に「誰でもいいから、名前を言うか、指で名前を指すように」と言っています。しかし母は目をつむったままです。

私にも仕事があり、気がせいておりました。いくら大きな声で母に再三、声をかけても、全く動じません。係員の「誰でもいいから書きなさい」と言うので、今日は連れて帰ると訴えましたが、三人のガードは固まったままです。一人の係員が右側の議員の名前を何度も指すので、母は釣られてその名前を言ってしまいました。

すぐ係員は用紙に名前を代筆です。このような事があって良いのでしょうか。母の認知症のため、母と相談して決めていた方に投票できず残念です。

区役所に対して言いたい事が沢山あります。まず玄関のインフォメーションで投票所の場所を確認しました。私と友人とで母を支えて歩いている姿を、何人の職員が見ていたでしょうか。それにもかかわらず、なぜ、車椅子を差し出すとか、声をかけて協力してくれないのでしょうか。

広い区役所には、不自由な体で来られる方々も沢山いると思います。この夜は区役所での出来事を考えて一晩中眠れませんでした。もし私の立場だったら、区長・職員はどのような対処をするのかお聞かせ下さい。

93歳になる母は私が教えれば書ける名前を、「誰でもいいから」と言う職員の方は、投票所に相応しくないのでは? 選挙の意識があまりにも欠けていると思えます。公務員は何かと優遇されているのに、私達がお願いする時はいつも、「規則ですから」の一言です。母が私に言っていた方に投票できなかったことも「規則ですから」なのですね。



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