
1993年アメリカ
監督:ペニー・マーシャル
主演:トム・ハンクス
ビデオ:プリティ・リーグ
DVD:プリティ・リーグ |
私はレンタルビデオ店で手当たり次第ビデオやDVDを借りまくり、寝床の中で朝から晩まで一日中鑑賞するのが好きだ。そして借りた雑多のビデオの中で、感動ものにあたった時は無上の喜びを感じる。
この「プリティ・リーグ」もその一つ。「なになに、配役はトム・ハンクス、マドンナ?変なキャスティングだな。タイトルにして陳腐」と疑問を持ちつつ、どうせ軽いピンクタッチのコメディだろうと思ったのだが、見応えがあった。
冒頭で兄弟だろう、男の子二人がバスケットで遊んでいる。背の高い兄に歯が立たない弟。一方、家の中では老婦人がお出かけの様子。外出を嫌がっているのだが娘に促され玄関に出て行く。老婦人はバスケットで遊んでいる二人を見て、まず兄を呼ぶ。「あんたは兄で背が高いのだから弟にシュートさせてあげなさい」。次に弟のほうを呼んで「やっちまえ!」
和を重んじる農耕民族の日本人は恐らくこう言うだろう「兄弟、仲良く遊びなさい」。狩猟民族のアメリカ人は競争社会に生きている。自ら難関を切り開く開拓者精神が遺伝子に組み込まれている。常に攻撃的ではあるが、相手を慮る「優しさ」も併せ持つ。「強きをくじき、弱きを助く」英雄的美意識があると思う。
ハリウッド映画の好きなところは、映画の冒頭でさりげなくテーマに触れることがある。私は兄弟に諭した内容がテーマだと思う。事実、後半で似たようなシーンが出てくる。そしてやはり強き者が弱き者に救いの手を差しのべた。映画の中では決してそうは断定していないが・・・。観客の判断に委ねられている。
ベトナム戦争に懲りず、イラン戦争を勃発させたアメリカの戦争好き(?)には少々辟易するが、こういう映画を作ることのできる文化の土壌に驚嘆する。やはりアメリカはすごい。ビバ・アメリカ!
了
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