中高年・シニア世代の感動する情報
中高年・シニア・マチュア世代交流サイト【い〜悠々ドットコム】
文字サイズの変更
い〜悠々トップページ中高年の楽しむ情報中高年の感動する情報シニア世代の問い 御意見投稿

思い出の映画 カメラ
 
(2)ミツバチのささやき
By 映画バカ一代さん

1973年スペイン
監督:ビクトル・エリセ
主演:アナ・トレント

ビデオ:ミツバチのささやき
DVD:ミツバチのささやき
10年に一本しか映画を撮らない映像詩人、ビクトル・エリセの処女作品。

「映画が来たよ!映画が来たよ!」冒頭で街に響き渡る子供の声がいきなり胸を締め付ける。そうだ、映画は全ての人々が待ち望む娯楽、そして芸術なんだ。映画ファンとしてこんなに堪らないことがあるだろうか。いきなりやられました。

1930年代スペインの内乱(フランコを中心とした反人民戦線政府が蜂起)当時、怪奇映画の名作「フランケンシュタイン」をモチーフに、内戦によって傷ついた人々、それと対照的な子供の無垢な視点と自我の確立を美しく、詩情豊かに描く。

セリフを出来る限り無くし、17世紀のオランダ人画家フェルメールの絵画を参考にしたと言われるその構図・陰影の撮影は素晴らしいの一言。映画とは「絵」、創世記当時の言葉でいうと「シャシン」であることを再認識させられる。

そしてこの映画には「純真」という美しさも際立つ。それを象徴するのはアナ・トレント(実名で登場)の瞳!彼女の無垢な瞳は世界中の映画ファンを席巻したといっても過言ではない。

映画「フランケンシュタイン」を夢中で見るその瞳、手負いの兵士にりんごを差し出すその瞳・・・大人とはなんと残酷で汚らしいものか・・・いや、フランケンシュタインも純真な心の持ち主。我々大人は忘れているだけで、本当に汚らしいもののは「現実」なのであろうか・・・。

スペインと言えば、ルイス・ブニュエル、ペドロ・アルモドバル、絵画ではエル・グレコ、ピカソ、ダリ・・・数多くのシュール(超現実)な巨匠達を誇る。しかし、カザルス(チェロ奏者)やこのビクトル・エリセのように、詩情豊かな芸術もまた一級品の国である。他民族国家のなせる業なのでしょうか・・・。

10年に一本という発表ペースは、エリセ監督本人は決してさぼっている訳ではなく、企画を立ち上げては頓挫してしまっているという事らしい。それだけに発表されている映画はどれも素晴らしいのですが、ファンとしては10年は長すぎます。





あなたの特別な一本をご紹介下さい。
投稿窓口

「思い出の映画」コーナーは写真の投稿は不要です。
映画名・監督・出演俳優・年代など分かりうる限り(同名映画もある為)ご明記の上、感想をお寄せ下さい。




い〜悠々トップ   感動する一覧



ビデオ・DVD検索

DVD
ビデオ
キーワードによるサーチ:
Amazon.co.jpアソシエイト

探したいキーワードを入力してを押して下さい。監督・俳優名まどでも検索可能です。

ネット通販最大手「アマゾン」は¥1,500以上配送無料。安心の代金引換。