ぶたい制作日記 2005年9月22日(木)

「目の前に迫った東京公演千穐楽」

「人生とは、己で作る物語じゃ、何遍でもやり直しがきくということを思い出させてくれよう」

「そうじゃ。弥勒菩薩様が救いにお出ましになるまでは、所詮、我らは救われぬのじゃから。・・・・それまではせいぜい、迷うて迷うて、楽しみましょな」

9月2日に幕を明けた『好色一代女』東京公演は早くも26ステージを終え、明日23日にはいよいよ千穐楽を迎えることとなりました。


それにしても、何と慌しく過ぎていった3週間だったことか・・・。事務所と劇場を往復し、家に帰っても汗を流して、あとはさっさと寝床に入るだけ。枕元に置いた焼酎のロックも結局は手付かずで朝には埃が浮いた水割りと化しているありさま。新聞も開かず、TVはスイッチを入れるどころかコンセントも外したまま・・・。西鶴の物語の中にずっぽりと浸っていた小生は、すっかり世間から取り残されてしまっております。

そんな浮世を離れた生活も、千穐楽の幕が下りたら否が応でもまた元の世界に戻っていくのでしょうが、大阪公演千穐楽の29日まではこの艶めかしくも摩訶不思議な世界にて現(うつつ)を抜かしておりましょう。忙しくとも、これがまた何とも気持ちが良い故にな・・・。

そういえば、今回も当作品に関する投稿を下さった方に御礼を申し上げなければなりません。当サイトの【楽】にお寄せ頂いた“花子に誘惑されたい”様からのコラム、「観ましたよ〜ん『好色一代女』」でございます。いつご来場下さったことやら・・・受付に座っておった小生を素通りしてしまうほどシャイな方と推測致しますが、お褒めの言葉をたんと頂戴し、誠に有難うございました。ストーリー紹介、感想、小学生の頃の思い出の引用、そして小泉自民党の先の大勝利に引っ掛けて観劇の価値に言及されるとは、いやはや、巧みな文章構成に小生タジタジでございます。こんなに褒められたら小生“トン”と太った豚となり、高く高く木に登り始めそうな勢いでございます。

東京公演はもう間もなく幕を下ろしますが、本当に沢山のお客様にご覧頂けて嬉しゅうございました。また、一般のお客様に混じってご来場下さった華やかな皆さま、美川憲一さん、浅丘ルリ子さん、鳳蘭さん、上村香子さん、杉浦直樹さん、火野正平さん、川平慈英さん、(元)光GENJIの佐藤アツヒロさん等など、皆さまのお陰で客席も華やかでございました。改めて心より御礼申し上げます。


さあ、次のつぶやきでは本公演の総括をし、また新しい夢物語のページを開くことと致しましょう。

ではでは

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