「早くも中日(なかび)を過ぎ・・・」
まず始めに、舞台「好色一代女」東京公演の初日をご覧頂いた後、当サイトに『好色一代女は高速一代女』という何とも洒落たコラムを寄せて下さった亀三郎様、どのようなお方かは存じませんがお褒めの言葉を頂戴し、誠に嬉しく、この作品に関わる総ての者を代表し、この場をお借りして心より御礼申し上げます。有難うございました。(“高速一代女”とはまさしく言い得て妙、このタイトル、小生大変気にいりました)
さて今月の2日に幕を明けた当公演は早くも後半に突入し、出演者もスタッフもいよいよ油が乗って参りました。
本日のつぶやきはそんな舞台の、楽屋裏の模様を少しばかりご披露致しましょう。

舞台【好色一代女】より |
油が乗ってきたとはいえ、正直申せば中日(なかび)を過ぎ疲れがピークとなった今、出演者もスタッフも満身創痍でございます・・・。中学・高校・大学とずっと運動部にいた小生でもここのところ疲労の為に頬がこけて参りました。(舞台に立っている訳でもないのにねぇ・・・)ご覧下さった方には分かって頂けるとは思いますが、何せこの作品はミュージカルでもないのに歌有り・踊り有り・立ち回り有り・・・目まぐるしく場面が変わる出演者にとって“これ以上は無い”というほどキツ〜イ舞台なのでございます。一日1ステージの日が多いとは云うものの、稽古が始まった8月からの疲れが“ドッ”と出てきても不思議ではございませんでしょう。
あっつ、こんなことを申し上げますと、これからご覧になる方に不安を抱かせてしまうかも知れませんね。でも、ご安心下さいませ。出演者の皆さまは今日も素晴らしい舞台を勤め、そして裏方スタッフも見事な連携でこの舞台を支えてくれております。舞台(芝居)のプロである以上、決して手を抜いた舞台などは勤めておりませんから。毎日受け付けに座っている小生はその前に事務所で雑用を済ませてから劇場入りをするのですが、その頃にはスタッフは勿論、出演者の殆ども劇場入りしており、ある者はサウナスーツで客席の階段を利用した駆け上がりに汗を流し、ある者はロビーで入念なストレッチや腕立て伏せ、腹筋運動、発声練習と、皆それぞれ衣裳を身に着ける前には既に二汗も三汗もかいているのでございます。こうした光景は絶対にお客様の目に触れることはありませんが、一回一回、その瞬間こそが真剣勝負である舞台というものは、まさにこうした日々の努力の結果なのでございます。
さてこうした中、先日10日の土曜日は昼・夜の2回公演でございましたが、この日の昼食は本公演の座長である佐久間良子さんからカレーライスの差し入れを頂きました。何でも馴染みの割烹料理店に頼んで作って頂いたという特製カレー大鍋2杯でございます。ダイエット中のプロデューサーも、酒断ちをしてこの舞台に臨んでいる実は大酒呑みのスタッフも、いつもはコンビニのおにぎりを頬張りながら走り回っている楽屋付き制作スタッフも、黒子として雇われているアルバイト君たちも、そして小生もこの日ばかりはこの特製カレーのご相伴に預かりました。佐久間さんのお心遣いにはただただ感謝です。ご馳走さまでした。
さあ、東京の千穐楽まであと半分。朝晩は随分涼しくなってきましたし、もうひと踏ん張りすると致しますか。「えっつ、まだご覧になっていないんですか?」お客様、早くしないと東京公演はもう終わってしまいますよ。何せこの舞台は『高速一代女』なのですから!?
ではでは
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