「事件勃発!!」
2004年の銀座から1937年のエジプトへ、時空を超え「ロータス号」に乗り込んだ小生は、舞台「ナイル殺人事件」の登場人物とともに、現在ナイル川を航行中です。
前回に引き続き今回のつぶやきもまた、ここ船上から始めましょう。
ロータス号は多くの観客に見守られるなか無事に出航し、現在ナイル川を上流に向かって進んでおります。
シェルラルの港を出て今日で4日目。ツアーは途中何のトラブルも無く、順調に行程を過ぎています。
現在の時刻は20時を少しまわったところ。白く熱く輝いていた昼の太陽は大きな夕日となってすでに砂漠の彼方へと沈み、今は川面をわたってくる風が心地よく窓から入ってきております。空には満天の星。月の周りの星だけが自らの瞬きを失っています。
さて、ロータス号に乗り合わせた乗客は小生のほか9名。既に皆さまにご紹介した4名のほかには新婚旅行中のカップル、あご鬚を蓄えた牧師、年配の医者。それから何となく訳あり顔をした美しい女性が一人。これで全員です。
夕食も終わり、小生は今、乗船してから勝手に寝泊りをしている空き部屋に戻ってきております。他の乗客はというと…まだラウンジに残ってお酒でも飲んでいるのでしょうか、エンジン音に混じって時折り嬌声が聞こえて参ります。
小生、焼けた砂を延々と歩いた昼の観光ツアーがこたえまして、もうお酒を飲む元気が残っておりません。少し早めにベッドに入るとしましょうか。
それにしてもエジプトは良いところです。皆さまも一度来てみたらいかがでしょう。昼の暑ささえしのげれば素晴らしい国です。数千年も前に築かれた遺跡やそこから発掘された数々の宝石や装飾品。太古の昔に想いを馳せることのお好きな方でしたら、きっとお気に召す筈です。またこの国の食事も………
“パーン”
ひょっとして、今の音は…もしかしたら…銃声でしょうか…。
デッキを走るバタバタという足音がラウンジに向かっていきます。
嗚呼、ああ、アア、AH…とうとう事件が起こってしまったようです…。
どうしましょう…。ああ、一体こんな時小生は何をすればいいのか……
そうだ!こんな時は2004年に戻ればいいんだ!!
でもこのあとの展開は…レポーターとしての務めは…最後まで皆さまにお伝えしなくていいのか…。
でも、怖い……。やっぱり怖い…。こうなったら…客席で見守りましょう……。
そんなわけで小生、事件現場からの中継を無事(?)に終え、これより2004年の劇場へと戻り(逃げ帰り)ます。次のつぶやきは現代から。
ではでは
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