ぶたい制作日記 2004年9月16日(木)

「アナタにとっては何の秋?」

連日の暑さもようやく一段落。 酷暑が続いた今年の夏もようやく秋にバトンタッチといったところでしょうか。

運動・食欲・行楽・読書の季節などと言われる秋は、 芝居見物にとっても良い季節でございます。

演劇情報の雑誌はページ数を増やし、各カンパニーが掲げる自信作を 賑やかに告知しております。皆様は観劇の予定を組まれておりますかナ?
小生は先日、シアターコクーン(渋谷)で上演されておりました 作・演出/野田秀樹の「赤鬼」ロンドンバージョンを観て参りました。
ロンドンバージョンとは、つまりロンドンの役者が出演し、 全編を英語で演じる舞台でありまして、このあと今月の中旬からは タイ語で演じられるタイバージョン、そして最後に10月の日本語バージョンと 続くものであります。うん、なかなか面白かったですナ。
以前上演されたものを観逃しておりましたので、 小生にとっては初めての「赤鬼」体験であった訳ですが、 話題を呼び再演されるという意味がよ〜く分かったぞナ。
自分のところの舞台が近づいてくると、他人ん家(ひとんち)の芝居を観る時間が 取れなくなってしまいますので、今のうちにせっせと劇場通いをしなければ,,,,。

ところで皆様はお芝居をご覧になる時、何を基準になさいますかナ?
先進国を自負しているわりには文化芸術(特に演劇)に対する意識が希薄な我が国では、 演劇に対する政府からの助成などは極めて少なく (余りにも少なすぎてその恩恵に預かるカンパニーはほんの一握りです)、 結果として観客は欧米などに比べると非常に高いチケットを購入しなければならないのですが、 その分慎重になっていらっしゃるのでしょうね。

まあ、普通に考えれば購入動機の筆頭に挙げられるのは、出演者の顔ぶれでしょう。 お気に入りの役者を生の舞台で観る。 これはファンにとっては応えられないものでございます。
次は作品そのものの魅力。かつて本で読んだその感動が残っているとか、 シェイクスピアの4大悲劇や歌舞伎で言うなら勧進帳のようにタイトルだけで 一人歩きをしている説明不要の大作などはこれに当たりますナ。
その次には演出家の魅力1970年代、エネルギーの塊のような才能ある若者(演出家)が、 自らの主張を演劇という方法を通して世に訴え、それに呼応する若者達を牽引し、 小劇場には観客の長い列が続いておりました。
蜷川幸雄や唐十郎、佐藤信や寺山修司…。 この頃は正に演出家の時代だったのかも知れません…。
あとは劇場のロケーションとか、チケット代金、各自のスケジュールの問題などなど、 消費行動の最後の決め手として一般的なのはこんなところでしょうか?

いずれこのコーナーで、もっと別の、「後悔しない為の観劇の方法」 などもご紹介していきましょう。 何はともあれ、この季節、夏バテで弱った心と体を少しずつ元に戻しながら、 さあ思いっきり感激(観劇)して下さいませナ!

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