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【 連載 】

自然観察を楽しむ!(2)-2

「コウモリとは?」
by 私は大学2年生 さん

こうもりイメージ


大学教授であり、蝙蝠研究所にも所属されている講師の講義でした。少々、体が疲れ気味でしたが、「コウモリ」に興味をそそられ、出席しました。

要約すると、コウモリとは、
夜間に飛んでいる昆虫類を捕って食べるのに都合がよいように体を極端にまで変えて、体つきや生活スタイルに適応し、現在この地球上で大繁栄している、空中を自由に飛翔することができる脊椎動物(哺乳類)である。

6500万年前(新生代初め)、被子植物(花をつける)がどっと出現し、それに伴い、この花粉を媒介する昆虫類が出現したそうです。そして、コウモリの出現となったようです。一応、発見されている最も古い化石は、5400万年前の地層から、現生のコウモリと形態がほとんど同じものが出たそうです。

世界では1000種、日本では38種見つかっており、哺乳類約4300種のうち、コウモリ類が約4分の一占めています。日本では南西諸島・小笠原諸島、北の方では、礼文島でも見つかっているそうです。つまり、昆虫がいる所には生息しているということだそうです。

食物量は、一日で体重の半分くらい。ヤマコウモリ(体重40〜50g)の研究例では、タマバエ(ユスリカの仲間)を一日で400匹。イエバエの蛹は一日で600〜1000個たべたそうです。100頭の群れがいると、一晩に4〜50000匹の蚊を、毎晩食べるその量たるものや、ものすごい量です。

原則として、一産一子で初夏に出産し、子どもは、20〜35日で飛び立つそうです。しかし、成熟するには一年半から二年かかるのだそうです。

ところで、コウモリといえば、ドラキュラですが、江戸時代までは中国の影響か「福の象徴」で、明治時代に西洋文化が入ってイメージが悪くなったのだそうです。チスイコウモリ、バンパイアバット(血液食コウモリ)は、熱帯アメリカのみに生息しています。するどい歯で、獲物の皮膚を削って、血がにじんでくるのを舐めるので、「吸血」ではないのだそうです。舐められている方は、痛くもないので、気が付かないようです。

この講義で、これまで持っていた「こうもり」のイメージが変わりました。害虫を退治してくれるし、頭も良いそうですし、福の象徴でもあったようですし、「善」の生き物として見ていこうと思いました。

(つづく)
   

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