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三重県の榊原温泉近くにあるリゾートホテルで「松茸づくし」の料理を楽しむため宿を予約し、妻と車で出かけました。
その日、大阪は快晴、見事な日本晴れでした。方向音痴な私は「カーナビ」が必需品です。これを車に設置してからは、日本全国どこへでも地図なしで迷わず行くことができます。
現地にはゆっくり行っても4時間もあれば着くだろうと、夕食の時間に合わせて午後2時ごろ出発。土曜日の午後とあって、道路も空いており快適なドライブ。4時間後には温泉に入り、ビールを飲み、それから念願の「松茸づくし」。そう思うと心が浮き浮き、妻との会話も弾みます。
確かに、温泉は良かった。広い露天風呂は最高でした。風呂上りのビールも乾いた喉を心地よく潤してくれました。料理も絶品、香りの高い松茸は絶対に国産品だ!と雄たけびをあげ、食らいつきました。
が、実はここに至るまでが最悪の状態でした。一つ間違えば「中高年夫婦が山で遭難」と新聞に記事が出る事態でした。
途中まではカーナビに導かれ快適なドライブ。
と、急に山道に入り込み、通行止めの看板がありました。一人の工事関係者が出てきて「ここから先は通行止め」と言います。私たちの行き先を言うと道順を教えてくれましたが、カーナビがあるので上の空で聞いて、Uターン。再びカーナビの導くまま運転していると、またまた通行止めの看板。今度は工事関係者は誰もいません。チェッと舌打ちしながら、Uターン。念のため、カーナビをセットし直して到着地を目指すのですが、車は山の中をドンドン進みます。
時刻は午後5時ごろでした。携帯電話で宿に道を尋ねたら「別の国道があるがその県道でも着く、だけど狭いですヨ」と言われました。後戻りは嫌だ。直進するしかない!しかし辺りは暗くなり道は狭くなるばかり。結局狭い木立に囲まれた夜の山道を15kmほど走ってようやく宿にたどり着きました。
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