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【 連載 】

歌舞伎を楽しむ!(8)

歌舞伎こぼれ話




 企画:林田プロジェクト
著述:(株)伝統文化放送(歌舞伎チャンネル)代表取締役社長
元歌舞伎座支配人
金田栄一様
歌舞伎座
世は検定ばやり。「歌舞伎検定」もあります。

近頃はあらゆるジャンルで「検定」が行われ、雑学知識を競う風潮がますますヒートアップしています。歴史や文化の世界でも、「江戸文化歴史検定」や「赤穂『忠臣蔵』検定」「映画検定」、さらに「あおもり検定」から「かごしま検定」「沖縄旅行地理検定」とご当地検定も全国規模で盛んです。テレビでも雑学番組が増え、お笑いタレントやテレビのアナウンサーがそれぞれ出身校の肩書きを背負い、普段の顔からは想像もつかないほどみごとな博学ぶりを見せて、私たちお茶の間の暇人を楽しませてくれます。

実は私も昨秋「江戸文化歴史検定」を受け、3級は何とかクリアしたものの、2級は僅かに及ばず、またつい先頃は「家事検定」なるものを強制受験させられ(・・・・たくらんだのはうちの奥方。検定をダシに炊事・洗濯・掃除から家計まで、アンタも覚えときなさいよって、まんまと計略にはまり)、それでも「公式テキスト」を1週間の斜め読みで、85点くらいは取れたはず(採点結果と認定は4月半ば頃とか)。

この検定熱、まだまだ続きそうな気配ですが、今年はいよいよ歌舞伎の世界でも検定が始まります。すでに昨年から企画が進められ、私も僅かながら参画させていただいていますが、今年の夏以降に「松竹歌舞伎検定」が行われることになっています。初年度はまず「4級」からということで、年々、上の級へと進みますが、さて「4級」とはどのくらいのレベルでしょうか? というとなかなか規定は難しいのですが、年に数回、歌舞伎を観劇していればある程度答えられるレベルと考えているようです。いずれ「公式テキスト」も発売されますので少しずつお勉強してはいかが?

というわけで、ちょっと例題を考えてみました。歌舞伎を見たことがない方でも、何となくどこかで聞いたことがありそうな事柄を選びました。(解答は次回のお楽しみ)


1.“お富・与三郎”でおなじみの「切られ与三」。その名せりふ『ご新造さんへ、おかみさんへ、お富さんへ。いやさお富・・・・・』さて次のせりふは?
  @俺の顔を見忘れたか  Aこれが目に入らねえか  B久しぶりだなあ  C酒持って来ねえ

2.映画やテレビでもおなじみの「忠臣蔵」。歌舞伎の本外題(ほんげだい=正式な題名)はどれ?
  @赤穂義士銘々伝  A仮名手本忠臣蔵  B刃傷松の廊下  C忠臣蔵元禄繚乱

3.「歌舞伎十八番」とは何?
  @團十郎の家の芸  A人気演目十八選  B十八代目勘三郎の得意芸  C十八番目に古い演目、すなわち「勧進帳」

4.「白浪五人男」は本来「青砥稿花紅彩画」という難しい題名です。さてこの読み方は?
  @あおとがらべにのうきよえ  Aあおいふみはなもいろどり  Bあおといしはなはくれない  Cあおとぞうしはなのにしきえ

5、『しらざあいって聞かせやしょう』とは、誰のせりふ?
  @花川戸の助六  A弁天小僧菊之助  B幡随院長兵衛  Cめ組の辰五郎  


(つづく)


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